入院時のお部屋

全室個室で、洋室のほか和室があります。和室とセミダブルのお部屋は、家族が泊まることも可能です。施設紹介ページにて各個室を紹介しております。

お食事について

当院のお食事はプロのシェフが作る、妊産婦さんの身体に優しい、バランスの取れたメニューになっています。

味付けは、出汁をきかせて旨味や香りをいかすことで、塩や醤油などの調味料を減らし、素材の美味しさを引き出すような工夫をしています。

大切なお産のときのお食事を楽しみにしていただけるものにし、思い出に残るお食事を目指します。

  • ご家族のお食事も準備できます(費用別途)。詳細はご相談ください。

産後ケア

産後のママの心身の回復、育児への不安や悩み事の軽減などを目的に、入院生活の中で助産師からのサポートを受けることができるのが【産後ケア入院】です。 産後の育児への不安のある方、産後すぐからひとりで育児をしなければならない方、高齢出産など産後の身体の回復に不安のある方など…当院で産後ケアを利用してみませんか?授乳のサポートも行っていますので、母乳育児の希望がある方にもおすすめです!

【対象】
当院出産の方
※当院の産後ケアは当院で出産後の延泊利用のみ可能になっております。一度退院すると利用できませんのでご了承ください。

【費用】
杉並区産後ケア助成を利用の方
1日あたり¥3,500(最大5日まで利用可能です)
※助成の申請方法については杉並区ホームページをご確認ください

上記以外の方(自費)
1日延泊につき¥¥30,000(午前中退院の場合)
※特別室利用の場合、差額料金は別途発生します。
※病床の空き状況によりご希望の添えない場合もございます。
詳しくはスタッフまでお尋ねください。

分娩

妊婦さんそれぞれのバースプランを生かした、自然分娩を基本としています。

助産師が一人一人の妊婦さんに陣痛の間もしっかり寄り添い、分娩がスムーズに進行するようサポートします。

経過に異常がある場合などは適切な医療処置を行い、安全な分娩へと導きます。
必要のない会陰切開などはおこなわず、分娩後の痛みの軽減、早期回復につなげます。

当院において、分娩途中で帝王切開となる確率は1〜2%ととても低い値になっています。

自然分娩では無痛分娩と比べて、器械分娩(吸引分娩や鉗子分娩)となる確率が低くなります。その結果として、会陰切開などの処置は必要ないことが多くなり、産後の痛みは少なくなります。そのほかにも分娩時の出血量が少なくなると言われています。

 

当院での自然分娩に関しては、よくあるご質問内の「分娩について」もご参照ください。

 

自然分娩と無痛分娩、どちらにするか迷われた方は下記のサイトも参考になります。中立的な立場からデータに基づいて、それぞれのメリット・デメリットに関して記載されています。

 

チョイス!私の妊娠・出産  https://mychoice-aid.com

自然分娩、無痛分娩を納得して決めるためのエイド

 

お二人目以降の方は、ご家庭の事情に合わせて計画分娩をお受けすることも可能です。

入院期間は初産婦さんで産後5日、経産婦さんで産後4日目に退院となります。

帝王切開

帝王切開分娩にも対応しています。

脊椎麻酔と硬膜外麻酔を併用し、術後の痛みも極力少なくすむようにしています。創部は全例で皮下埋没縫合をおこなっており、創部が綺麗になるよう配慮しております。

尚、帝王切開は全例、院長が執刀しております。

帝王切開で分娩された患者さんは術後6日目で退院となります。

新生児診察

入院中に、新生児診療を専門とされている吉川小児科の吉川先生による新生児診察があります。

安全への取り組み

当院では、自然分娩を基本としつつ、万が一の事態にも迅速かつ適切に対応できる体制を整えています。

医療介入が必要な場合の対応について

出産は本来、自然なプロセスですが、進行が思わしくない場合や赤ちゃんに負担がかかっていると判断される場合は、吸引分娩や緊急帝王切開を含めた医療的な対応を行うことがあります。

中でも緊急帝王切開になるケースは、当院では全体の1〜2%程度と非常にまれですが、いつどんな事態にも対応できるよう、スタッフは常に準備を整えています。

新生児への対応体制

・新生児蘇生法(NCPR)研修の実施
医師・助産師は定期的に新生児蘇生法の研修を受講、継続しています。

・迅速な初期対応
赤ちゃんの呼吸や元気が弱いと判断した場合は、すぐに適切な初期対応を行い、速やかに搬送判断をします。

・連携医療機関との協力体制
赤ちゃんの状態に応じて、近隣の周産期センターの新生児科と連携し、必要に応じて新生児科専門医に駆けつけてもらい、赤ちゃんの状態を安定させた上で安全な搬送を行います。

 

私たちは、「自然分娩=医療に頼らない」ではなく、「自然な経過を尊重しながら、必要なときには確実な医療を」という考えのもと、お母さんと赤ちゃんの安心・安全を両立するお産を目指しています。

分娩費用

  • 経産婦(4泊5日) 約 70万円〜
    初産婦(5泊6日) 約 73万円〜
  • セミダブル・和室は別途お部屋代がかかります。
  • 出産育児一時金の直接支払い制度により、50万円が差し引かれます。
  • 分娩費用は入院期間・分娩時間・診療内容により追加費用がかかります。
  • 分娩時間外追加費用 時間外(休日,時間外 18:00〜22:00,6:00〜9:00)30000円,時間外(深夜 22:00〜6:00)50000円

分娩統計

分娩件数 初産 経産 予定帝王切開 経腟分娩方針 経腟分娩 吸引分娩
(件数 / 割合)
緊急帝王切開
(件数 / 割合)
外回転術成功 / 実施
2020 315 180 135 23 293 288 38 / 13.2% 5 / 1.7%
2021 355 176 179 32 323 320 38 / 11.9% 3 / 0.9%
2022 357 193 164 35 322 316 26 / 8.2% 6 / 1.9% 12 / 14 (85.7%)
2023 367 167 200 38 329 322 25 / 7.8% 7 / 2.1% 6 / 7 (85.7%)
2024 332 159 183 41 291 283 26 / 9.2% 8 / 2.7% 7 / 13 (53.8%)