変わる早産対策(読売新聞の記事)

2020.2.1

先週土曜日,1月18日土曜日の夕刊ですが,取材を受けた記事が掲載されました.自分の部分はごく一部ですが,大学勤務時代,早産に対する臨床研究などを行っていたので嬉しかったです.

 

この記事にも書かれていますが,早産は赤ちゃんの予後に直結する大きな問題です.一方で,日本で行われている切迫早産治療は,世界で標準的に行われている切迫早産治療と違っています.

 

切迫早産治療のひとつに,子宮収縮抑制剤の投与(日本では塩酸リトトドリンというものがよく使われている)がありますが,欧米では48時間以内の使用に制限されています.一方日本ではまだ多くの病院で48時間を超えて長期に投与しているという現状があります.

 

早産を防ぐことはもちろん大切なことですが,必要ではない治療をせずに(例えば必要のない入院をしない),妊婦さん自体の生活(QOL)を守ることも産婦人科医の使命だと考えています.

 

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